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安くて、安全で、快適な家を 作りたい

家を、安く、安全に、快適に改築をめざす おやじの奮闘記

坂本龍馬、勝海舟が歩いた  肥後街道今市

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「民のかまどゆたけきものを、しらぬいのつくし生うてう野津原のさと」

 

 

 

勝海舟の残したもの

勝海舟は古市をこのように詠っています

民のかまど=仁徳天皇の逸話「民は富んだ、素晴らしい」

 

ゆたけし=ゆったりしている=盛大だ

 

しらぬいのつくし=不知火の筑紫

不知火は筑紫にかかる枕詞です

 

植物のつくしと筑紫を掛けている

と思います

 

意味は

 

野津原はのんびりしていて自然も多く、

民は栄えていて素晴らしく良いところだ

 

とでも訳すのでしょうか?

 

パソコンで調べても載っていませんで

したので、私の訳となりますので、

 

「ふ~ん」程度にお読みください

 

 

勝海舟坂本龍馬歩んだ目的

1864年オランダ、アメリカ、イギリス、フランスの4か国

の下関砲撃中止交渉の為、

 

幕府から長崎出張の命令をうけた

勝海舟は、坂本龍馬を連れ立ち、

神戸を出帆します。

 

熊本~長崎に行く途中、2月17日に野津原に宿泊します。

 

その時に読んだ句です。

 

 

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今市の昔

野津原の今市は昔、岡藩の宿場町として栄えたところです。

滝廉太郎の荒城の月で有名なのが岡藩です。

 

今市では、毎年9月に歴史道の記憶を

後世に伝えるため「今市石畳まつり」

というイベントが開催され

 

約1万本ちかくの竹灯篭を設置し

地元の「丸山神楽」が奉納され、

 

竹灯籠の灯りのなかで

幻想的な雰囲気を醸し出しています。

 

 

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今市の今

びっくりしたのは、ここには、飲食店や

お土産屋さんが、1軒もないという事です。

 

大分の中でも人気スポットの湯布院とは

全く違う世界観を感じます。

 

石畳以外は当時を思い馳せるような

建物はなく、昔の街道の石畳沿いに

 

馬留屋、旅籠、薬屋、酒屋などが

立ち並んでいたという看板だけが、

 

寂しそうにありました。

 

昔を語るには、このような、石畳だけの

方がかえって良いかもしれません。

 

唯一、石畳の間に生えている小さな草や

苔だけが昔の古き栄えたた時代の空気

を伝えてくれています。

 

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今は、この石畳が、大分県指定になっています。

 

この石畳の道幅は8m、

そのうちの2mが石畳となっています。

 

約全長660m分の石畳が往時のままで残されています。

車がゆっくりすれ違える広さですので

 

当時としては、かなりの広さだと思います。

  

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残しておきたい今市

今市の石畳は、竹田や久住高原に行く

途中にありますが

 

この地区は山の中にあり、

目立った観光スポットもありません。

 

大分の人の中でも

 

この石畳の存在すら知らない人も

多いと思います。

 

観光化するのが、良い事か、悪い事かは、

是々非々あるでしょうが

 

私としては、もう少し、せめて、大分の人

には知ってもらいたいと思います。

 

多分、外国の方がいらしゃれば

 

この雰囲気に古き日本を感じて

頂けると思います。

 

妻籠や馬籠のように宿場町が

 

観光化していくのも寂しさを感じますが

 

こんなに歴史的な遺産が余り

 

知られていない事に対しての

寂しさも感じます。

 

 

 

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