現在、太陽光発電が、徐々に一般家庭にも普及してきましたが、
約20年前、新しい法律によって、その足掛かりとなりました。
新エネルギーの法制化
新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法1997年6月施行されました。
エネルギー・セキュリティー確保と地球温暖化問題への対策として、資源制約や環境負荷の少ない新エネルギーの加速的な開発及び導入促進を目的とする。
新エネルギーの普及
実用化段階に入ったものの経済性の制約などにより進んでいない、新エネルギーの市場への導入の加速及び、長期的な視点から一層の技術開発の促進を主眼とする。
消費者や事業者に対し新エネルギーの導入に努力することを義務づけ、導入事業者には中小企業投資助成による金融上の支援措置などを講ずる。
新エネルギーの種類
具体的な新エネルギー対象分野
(1)太陽光発電
(2)太陽熱利用
(3)バイオマス発電
(4)バイオマス熱利用
(5)雪氷熱利用
(6)温度差熱利用
(7)風量発電
(8)地熱発電(沸点の低い媒体を加熱・蒸発でタービンを回すバイナリー方式に限る)
(9)小規模水力発電(1000キロワット以下)
(10)バイオマス燃料製造
*バイオマスとは
動植物等の生物から作り出される有機性のエネルギー資源で、一般に化石燃料を除くものを総称しています。
直接燃焼方式は木くずや間伐材、可燃性ごみ、精製した廃油などを燃料として使います。
新エネルギー定義
新エネルギーとは、新エネルギー法上の概念で、
「再生可能エネルギー」のうち、
エネルギー源の多様化に貢献するエネルギーで、
「技術的に実用段階に達しつつあるが、
経済性の面での成約から普及が十分でないもので、
非化石エネルギーの導入を図るために必要なもの」
として、定義されています。
定義されていません。
この法律のお陰で、太陽光発電は近年、家庭用として
普及してきています。