地熱発電と言えば、大分県が最も全国的に取り組んでいる県だと思います。
2017年の時点では、大分県の中でも別府市が、全国の6割を占めています。
別府市資料
全国における温泉発電利用率 NO1
画像1】資料は資源エネルギー庁の集計のもの。発電所数に関して別府市は全国でもトップ。認定=国から売電の許可を得た発電所。導入=そのうち売電を始めた発電所(提供/別府市)
別府杉乃井ホテル変遷
別府杉乃井ホテルは、私の小さかった頃は、スギノイパレスと言っていました。
その頃も、スギノイパレスは、別府楽天地と並ぶ子供達の夢の遊び場でした。
大分の人が、宿泊するのではなかったのですが、ゲームコーナーや演芸場、波の出るプールなどが、人気のあったのを覚えています。
一度は、2001年に、経営危機もあったのですが、今では、国際的な言葉も飛び交う大きなホテルとなっています。
別府杉乃井ホテル地熱発電利用
杉乃井ホテルは自家用発電所を持っており、ホテルの電力やイルミネーションなどのアトラクションなどにも使用しています。
年々、規模を拡大しています。
年ごとにイルミネーションが違うのも見事です。
無料イルミネーションとしては、日本屈指の規模を誇ります。
ソニーと大分県(別府市)との繋がり
大分県別府市にある杉乃井ホテルの発電所は、ソニー最大のグリーン電力契約証書企業となっています。
ソニーは年間1000万kWhを基準量とし、同施設での発電量のすべてについて発電委託します。
- (株)杉乃井ホテル
- 認可出力:3,000kW
- 運転開始:1981.03.6
中村裕(ゆたか)博士は、障害者が働けるための企業を誘致して多くの障害者の人達に働ける場を与えました。
パラリンピックの父とも言われています。
オムロン、ソニー、ホンダ、三菱商事、デンソー、富士通エフサスなどの大手企業とも提携して共同出資会社を作りました。
ソニーは別府市とは太陽の家を通じても深い関係を持っています。
様々な障がいのある社員が個性や能力を生かし、
各部門で活躍しているソニー・太陽株式会社を
日出町に工場を建て、
全社員の70%を障がい者がしめる大きな工場で、
1978年、障がい者の社会参加を支援する
『社会法人「太陽の家」』の運営に賛同した
ソニー株式会社ファウンダーの故 井深 大 氏が、
ソニー・太陽株式会社を設立しました。
様々な障害のある社員が、個性や能力を生かし、
活躍しているソニー株式会社の特例会社です。
大分の地熱発電は、観光や家庭、企業だけではなく、
社会福祉の分野にも役立っています。
タカ印 ぽち袋 ご当地ぶくろ 大分県A 25枚 5-75144
これからの地熱発電のありかた
温泉県「大分」ならではの、全地熱発電は、
全発電量の1%にしかすぎません。
大事な資源を無駄なく、クリーンに使えますが、
地熱も永遠ではないので、
限りある資源を無駄なく使う事に心がけたいものです、
大分の地熱発電所を下記に列挙致します。
滝上発電所
九重発電所